天衣無縫のレゾンデートル

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メトロイドドレッドプレイ感想

初めに

10月8日に発売したメトロイドドレッドのプレイ感想記事です。(6か月振りにブログ書いた...)

 

ゲーム概要

メトロイドドレッドは任天堂から発売されているメトロイドシリーズの新作です。メトロイド本編の新作が出るのはなんと19年ぶりだそうです!本作では「探索」×「恐怖」をテーマとしており、ホラー要素としてサムスのあらゆる攻撃が通用しないE.M.M.Iという敵が登場します。

感想

概要

自分はメトロヴァニアが好きなんですが、実はメトロイド本編を遊んだことがなかったです。なので本作がメトロイドデビューでした!

ということで期待大だったんですが、感想としては面白いけど自分が求めているメトロイドヴァニアとはちょっと方向性がちがうと感じました。メトロイドドレッドは

  1. マップを探索する
  2. 能力強化アイテムを発見
  3. 探索可能エリアが広がる

というようなループを面白くすることに最も注力しているというように感じました。逆にゲームの雰囲気などはあんまり魅力的に感じませんでした(個人の感想)。

 

それに対して、自分が好きなジャンルとして認識していたメトロイドヴァニアというジャンルは、雰囲気ゲーとしてのメトロヴァニアだということに気づきました。メトロイドドレッドを遊んでみて「ゲームの雰囲気に浸らせる手段としてメトロイドヴァニアというシステムを採用している」だったり、「メトロイドヴァニアというシステムがゲームの雰囲気を体験させるのに適したシステムである」というようなことを感じました。

 

以上の感想が初めて遊んだ時の感想だったんですが、後日スイッチでスーパーメトロイドが無料で遊べたので軽い気持ちではじめて見たところ、ドハマりしてしまいました...なんだかんだメトロイドも大好きなのかもしれないと考えを改め中です。

 

以下細かい感想

メレーカウンターめっちゃいい

本作にはメレーカウンターというシステムがあります。いわゆるジャストガードみたいなシステムで、敵の攻撃時に一瞬光るタイミングがあり、そのタイミングでカウンターボタンを押すと一撃で敵を撃破できるというシステムです。

このメレーカウンターがめっちゃよかったです。今後のメトロヴァニアはこれを標準搭載にしてもいいんじゃないかと思いました。

常々メトロヴァニアの雑魚敵は扱いが難しいと感じていました。強すぎると探索の邪魔になってしまう一方、弱すぎると存在意義を感じずただのイライラ要素になってしまいます。メトロヴァニアでは先に進む道が分からなくて何度も同じ個所を行ったり来たりすること(探索のトライ&エラー的なもの)ことが発生しますが、これを行っているときは敵はひたすら邪魔な存在です。一方、新しいエリアに到着した時だと、そのエリアの雰囲気や、難易度の傾斜を表現するのに重要な存在です。このいい塩梅の敵を作るのが大変であると感じていました。

本作のメレーカウンターはいい塩梅の敵を作るのに活躍しています。

  • 初めて遭遇した時は行動が分からないので普通に戦う
  • 何度か戦うと、動きを見切ってカウンターを決められるようになる。しかし慣れていないのでミスが発生するときもある
  • さらに戦いを重ねると、すっかり慣れてカウンターをほぼ完ぺきに決められるようになる

以上のフローによって初見の存在感と探索のテンポを阻害しないことを両立しています。結構まねしやすいわりにいい影響が得られるシステムだと思うので、流行ってほしいなとおもってます。

その他メレーカウンターのよいこと

  • カウンターという操作が気持ちいいこともあって道に迷っているときの不快感などの軽減にも活躍している
  • 探索中にプレイヤーの技量の成長を感じさせることができる

短くて濃い内容

本作のクリアまでのプレイ時間はおおむね10時間以下です。自分は9時間ぐらいだった気がします。自分はほどほどにしかアイテム収集してないので、しっかりやるともっと伸びます。

この数字ですが、自分が以前遊んだホロウナイトというメトロヴァニアだと60時間ぐらいかかっており、めちゃくちゃ短いといっていいと思います。実際ホロウナイトと比較してコスパ悪くない?みたいな批判記事も見かけました。

ですが、自分はプレイ時間の短さはあんまり欠点だと感じませんでした。むしろ長所だと思ってます。

自分が好きなジャンルはメトロヴァニア、オープンワールドRPGとかなんですが、いずれもプレイ時間がめちゃ長いので常に積みゲーがたまっています。気になっているけど遊ぶ時間がないから購入を見送るといったことが結構おこります。なので今回プレイ時間10時間という話を聞いたときに感じたのは「助かる!それなら遊べる!」でした。

また、10時間しかプレイしてないですがプレイ後に物足りなさを感じることがありませんでした。むしろ結構遊んだと思ってたのに9時間しかたってないのかと感じました。本作は濃い内容で短いプレイ時間を短く感じさせないということができていると思っています。

ゲームというジャンルはボリュームがあることが評価される風潮がありますが、ボリューム一辺倒ではなく、本作のような「短く濃いプレイ体験」みたいな方向性のゲームはもっと増えていいんじゃないかと感じています。(まあ、オープンワールドです!クリアまで100時間かかります!みたいなゲームも大好きなんですが...)

 

QTEの有効活用

本作では一部のボス戦にQTEが発生します。(※QTE:ムービー中にプレイヤーの操作を要求するもの)正直QTE=クソみたいなイメージを持っていたんですが本作ではQTEが効果的に利用されていると感じました。

本作のQTEは、ボス戦で一定量ダメージを与えたときや、敵の一部の攻撃にメレーカウンターを合わせたときに発生します。たいてい成功すると敵にダメージ、失敗すると自分にダメージが発生します。

要求される操作がメレーカウンターの延長であるため理解しやすく納得感があったり、QTEの影響がダメージの有無であり致命的なものでないことなどから、ゲームにしっかりとなじんでいると感じました。

また、雰囲気ゲーとしてのメトロヴァニアの方向性にQTEはマッチするとも感じました。「歴戦の戦士が敵の攻撃を華麗によけて敵をしとめる」みたいな表現ってゲームでやりにくいと思うんですが、QTEを採用することにより実現できそうだと感じました。

ただ、実現するには3D前提になりそうなんで、インディーズゲームでマネできるところはあんまりなさそう...2D版QTEとか編み出してほしい

まとめ

ホラー要素の話とか強化の話とかまだ書きたいことはありますが疲れたのでここでストップします...

以上メトロイドドレッドのプレイ感想でした~

月一ぐらいではブログ書きたいなぁ...